雇用形態別、働き方の違いとは?
2019.10.14掲載
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お役立ち情報介護知識

介護業界の正社員としての働き方

正社員といえば、基本的には無期限の用契約となります。朝の8時から夕方の17時までと決まった時間の中で勤務していく働き方です。

多くの会社では勤務した年数によって給料は徐々に上がっていく制度を採用しており、昇格して役職が上がれば、給料も上がる仕組みになっています。他の働き方と比べて、福利厚生もしっかりしているのは正社員だけです。

▲メリット▲

正社員のメリットは長期間安定した給料を確保できるということです。会社によっては、昇給やボーナスを勤務年数によって上げていく制度を採用しているため、長く働けば働くほど金銭的なメリットを受けることができます。

会社側もよほどのことが起こらない限りクビにはできないため、一度採用されたら長い間金銭的安定を手に入れることができます。また、社会保険や住宅手当など様々な手当てが受けられるため、他の働き方と違い、福利厚生が受けられる唯一の雇用形態と言っても過言ではありません。

▼デメリット▼

そんな正社員のデメリットは勤務時間や勤務日について会社が決めた就業規則をしっかりと守らなければならないということです。

会社側の業務命令には基本的には従わなければなりませんので、休日出勤や残業を命じられた場合も応じなければなりません。会社側から転勤や部署の移動などを言われた際、本人が納得しなかったとしても会社側の拘束力というのは非常に強いものがあります。

そのため、ブラック企業に一度正社員で勤めてしまえば、長い間苦しい時間を過ごさなければならず、精神的かつ肉体的な疲労を訴えている人も実際にいます。サービス残業やサービス出勤が普通になっている職場で正社員になってしまえば、うつ病や体を壊してしまう人も少なくありません。

介護業界の契約社員としての働き方

契約社員は給料の金額や働く期間などが事前にきっちりと決まっている社員ことをいいます。最初に定められた期間が終了したら契約は終わってしまうため、別の勤務先を探さなければなりません。契約が終了した時にそのまま契約満了となり、別の職場に行くケース以外にも、再度契約を結んで新たな契約期間が開始することもあります。
また、能力が高く評価されれば、正社員として雇用されるケースも見受けられます。

▲メリット▲

契約社員のメリットは入社しやすいということです。期間を決めることができるため、企業側のリスクを減らすことができます。

雇われ側としてはアルバイトやパートと違って専門性の高い仕事や責任感のある仕事を任せられるため、スキルや実力が試される仕事をチャレンジすることができます。
また、企業によっては契約社員の方が正社員よりも給料が多いということも多く、契約を更新する際には、さらに昇給やボーナスが追加されます。実力やスキル経験を持っている人にとっては非常に稼ぎやすい働き方です。

▼デメリット▼

契約社員のデメリットは長期に渡って働くことが非常に難しいということです。
せっかく慣れてきた職場なのにもかかわらず、契約期間になってしまうと基本的には終了になってしまうため、別の働き口を探さなければなりません。

自分の中ではどんなに成果を上げたと思っていても、雇用主が期待した以上の成果は上げていなければ、契約更新をすることはありません。また契約社員は契約期間が満了し退職する際には、退職金は出ません。

退職ではなく、契約満了という扱いになるため退職時の賞与は一切発生しないのです。給与のもらい方も年俸制や時給制、インセンティブがあるため職場によっては正社員よりも多くなることもありますが、少なくなることも起こりえます。

介護業界のパート・アルバイトとしての働き方

パートやアルバイトは「月曜と火曜だけ」という希望する曜日だけを指定しての労働や「午前11時から午後の4時まで」
といったように時間も決めることができます。

正社員に比べて働く時間や日数などを減らすこともできますし、希望の曜日や時間に勤められるという働き方です。本来、パートは正社員と全く同じだけの仕事をして時間の制限だけがあるという意味合いが強かったのですが、今ではその意味もなくなり、主に女性が行うアルバイトのことをパートと呼ぶようになっています。

▲メリット▲

そんなアルバイトとパートのメリットは働く時間や日にちを自由に選んで決められるため、自分の都合にあわせて働けるという点です。

仕事内容を選ばなければ、求人の数自体は全国的にも多く、仕事に就こうと思った場合、すぐに見つけることができるメリットがあります。正社員の場合は経験者でなければダメという求人も多いですが、アルバイトやパートは未経験者でもOK の仕事が多いのも特徴。長年同じアルバイト先やパート先に勤めることによって正社員として雇用されたという実例もあります。

▼デメリット▼

アルバイトパートのデメリットとしては昇給が一切無いということです。

短期的な雇用や臨時的な雇用が前提とした働き方なので、どれだけ頑張ってスキルを磨いたとしても給料が上がらないという待遇が待っています。同じバイト先に長く働けば働くほど、なぜ「自分はこれだけ頑張っているのに」という気持ちを感じやすくなっています。また実際に実力あるにもかかわらず、正社員とは違う仕事を任されます。

やりがいのある仕事を任されず、誰でも出来るような仕事ばかりを淡々と続けることが多いです。また、仕事の時間や曜日を選べるといってもアルバイト先やパート先によっては強制的にシフトに入ってくれと強いられ、せっかくのメリットを感じられない職場もあります。

介護業界の派遣社員としての働き方

派遣社員は自分が希望する仕事や、持っているスキルなどを派遣会社側に登録しておき、条件が合う企業に派遣されていくという仕組みです。

派遣社員には2種類あり、登録しておいた条件に合う派遣先が見つかったら、雇用契約を結ぶ「一般派遣」と呼ばれるものと、派遣会社に正社員または契約社員として雇われる「特定派遣」と呼ばれるものがあります。

▲メリット▲

一般派遣はイメージ的には自分の求める条件のアルバイトやパート先を派遣会社側が見つけてくれるという感じです。そのためメリットとして挙げられるのは、自分の条件があまりにも厳しくなければ仕事先は比較的に簡単に見つかりやすいという点です。

派遣会社側に勤務地や働く時間、休日や残業が可能かどうか等の条件を登録するのですが、この条件が軽ければ軽いほど多くの仕事を紹介してもらえます。

特定派遣のメリットは派遣であるものの、派遣会社の正社員や契約社員になるため給料が安定しているということが挙げられます。もし派遣会社が、派遣先を見つけられなかったとしても派遣会社の正社員または契約社員であるため、給与はもらい続けることができるのです。いろんなところに勤めることができるという派遣ならではのメリットを享受しつつ、給料も安定できるというメリットがあります。

▼デメリット▼

一般派遣のデメリットとしては給料が安定しないということです。

派遣先で勤務していなければ給料をもらうことはできません。また派遣には補助的な仕事しか任されないため、給料が高い職場につかないことも多いのです。

特定派遣のデメリットとしては勤務地が頻繁に変わってしまうということです。仕事を覚える前に勤務地を変えられるということはよくあるため、何度も何度も新しい仕事を覚えなきゃならないということにストレスを感じている人も多いようです。

介護業界の紹介予定派遣としての働き方

紹介予定派遣とは将来的に正社員として直接雇用することを前提とした働き方です。

最初は派遣として勤務しますが、派遣としての勤務期間が満了したら正社員として直接雇用されることを紹介予定派遣と言います。派遣としての期間は半年から1年ほどです。

イメージとしては試用期間があった後に正式採用という感じでしょうか。働き手と雇用主、両方共に合意がある場合のみ正社員として雇用することができます。つまり、その名の通り「紹介予定」のため完全確定というわけではないのです。

▲メリット▲

紹介予定派遣のメリットは絶対に正社員として働かなくてもいいということです。

雇用主と雇われ主、両方ともの合意がなければ直接雇用つまり正社員なれないというのがポイントになってきます。その会社に努めてあまりにも嫌な上司やブラック要素がある場合は、雇われる方から断ることができます。通常であれば雇用主側が断ることができるのが多いのですが、雇われる側が断れるという働き方は、この紹介予定派遣だけです。

▼デメリット▼

紹介予定派遣のデメリットを挙げるとすれば、メリットの逆です。

つまり雇用主もあなたを雇いたくないと言う権利もあるということです。雇い主があなたに対して、態度が悪い・戦力にならない・スキルが足りないと判断されれば容赦なく拒否をされます。ですが、大抵の場合は雇用主からNG を出すことは少なく、せっかく半年から1年の間仕事を覚えるためのコスト使ったのだから、今後も使っていこうとなるケースが多いようです。

またデメリットとして求人の少なさも挙げられます。世間的にもメジャーな雇用形態ではないため、紹介予定派遣として雇用を出している企業は非常に少ないです。100パーセント納得する仕事内容で紹介予定派遣を見つけることはなかなか難しいと言っても過言ではないでしょう。